第66回日本臨床細胞学会総会(春期大会)

会長挨拶

細胞診、さぁ行こう!次のステージへ

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第66回日本臨床細胞学会総会(春期大会)
会長 田畑 務
(東京女子医科大学産婦人科学講座 教授・講座主任)

この度、2025年6月27日(金)~29日(日)の3日間、新宿・京王プラザホテルにおきまして、第66回日本臨床細胞学会総会(春期大会)を開催することとなりました。本学術集会は、現地開催を主に、教育講演・要望講演などは何度もお聞きいただきたくオンデマンド配信を行う予定です。

2024年4月から、子宮頸がん検診としてHPV検査単独法が導入され、細胞診の在り方も大きく変わりつつあります。HPV検査単独法では、HPV陽性となった場合にLBC検体を用いて細胞診が行われることとなります。これまで、細胞診でHPV感染細胞を見つけようとしてきた我々にとりまして、かなりの方向転換となります。そこで、本学術集会では、HPV検査単独法を含めた子宮頸がん検診における細胞診の診断方法について、基本に立ち返り、細胞学会としての指針を示していければと思います。また、すい臓がん・乳がんでは、細胞診は診断だけではなく、摘出範囲を決めるなど、がん治療にはなくてはならないものとなってきました。さらに、ゲノム診断も細胞診に加味され、細胞診は次のステージへ進もうとしています。そこで、本学術集会のタイトルを「細胞診、さぁ行こう!次のステージへ」とさせていただきました。本学術集会におきまして、細胞診に携わるすべての領域で討議していただき、細胞診が次のステージへと飛躍できる足がかりになればと考えております。

会員の皆様方が満足できる学術集会を開催させていただきたいと存じます。多数の皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。

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